2014年のマンションメーカー

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近年、小規模なブランドは「インディーズブランド」、アウトドア系だと「ガレージメーカー」などと呼ばれる。でも、自分のやっていることは「マンションメーカー」という言葉がしっくりする。

何故ならば、マンションの一室でやっているから。

 
「マンションメーカー」という言葉は、1960年代後半に誕生したらしい。

当時の服飾需要を支える既存のアパレルメーカーに対して、“自分たちの着たい服を自分たちで作り販売する”スタイルのブランドが増えていった。その多くがマンションの一室で開業したため「マンションメーカー」と呼ばれたとのこと。服づくりも経営も宣伝も1人(少人数)でこなし、事務所がアトリエと倉庫を兼ねた。

マンションメーカーから世界的規模になったブランドもあるし、1990年代の裏原宿もその流れなのだろう。もちろん、なくなったブランドは星の数ほどあるに違いない。時代が変われば価値観や背景も変わり、今ではあまり「マンションメーカー」という言葉を聞かなくなった。

近年は情報分析やマーケティング戦略などが進み、結果的に「効率化」が優先された面白みがない洋服が街に溢れているように感じる。もちろん利益を生まなければブランドや企業は生き残ることが出来ないけれど、ぼくはやっぱり「夢」や「浪漫」を感じたい。

自分がやっていることが「夢」や「浪漫」を生んでいるかどうかはわからない。ただ、毎日「面白いこと、面白いと思っていただけること」を考え続けている。トレンドも売れ筋も関係なく、ユーザー様の笑顔を想像して。

1960年代にはなく、現代にあるものは“インターネット”。昔ながらの大資本にモノを言わせてメディアに出稿するスタイルも時代遅れになりつつあるような気がする。インターネット、SNSスマートフォン、新しい可能性をどれだけリアルに活用できるか。

そしてそれらはマンションの一室どころか、どこからでも発信することが出来る。マンションから直接ユーザー様へ、そして世界へ、ということが現実になる可能性があるのだ。

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2013年にスタートしたMountain Martial Artsは、初年度は「メーカー」と呼べる規模になかった。今年は少し成長して「マンションメーカー」と呼べる規模にはなったと思う。

そして来年は、全能力、全戦力を投入してがんばろうと思う。今年のやる気が100段階で100だったとすれば、来年は100段階で200。

大企業に比べればコネなし金なしだけれど、創意工夫と夢は持っている。それこそマンションメーカーの強み。本当の味方は世界中のユーザー様たちだ。

と、「ファーストクラス」を観て思った。

「好きな服を着ている時がしあわせ」。自分でもそう感じるし、MMAでそう思っていただくことがなによりもうれしい。