読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Look Back on UFC 2014

f:id:sheepman1130:20141229014142j:plain


今年はなんと46大会も開催されたUFC(多分)。さすがに全大会は観れないし、正直なところファイターも覚えきれない。それでも一年が終われば、存在感のあるファイターは記憶に刷り込まれている。

もはや「BEST10」など選べない試合数。印象に残った試合を時系列に。

 

f:id:sheepman1130:20141229014317j:plain


2014年5月24日(土・現地時間)
UFC173: Barao vs Dillashaw

UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R
○TJ・ディラショー(米国/4位)vs. ×ヘナン・バラォン(ブラジル)
5R 2分26秒 TKO

下馬評は圧倒的にバラオンだったが、TJシャッフルとも呼べる変幻自在のステップでバラオンを翻弄したTJ。新王者に相応しい進化したMMAを見せてくれた。

f:id:sheepman1130:20141229014257j:plain


2014年7月5日(土・現地時間)
UFC175: Weidman vs Machida

UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R
○クリス・ワイドマン(米国)vs. ×リョート・マチダ(ブラジル/3位)
5R終了 判定

アンデウソンを二度破るも、ラッキーと思われていたワイドマン。しかしスタンド、グラウンド、極めまでハイレベルにバランスがとれており、勢いもある。リョートを完封したこの試合で見事に実力を証明した。普段はクールなリョートが魅せた最後のラッシュ、そしてワイドマンの「こいよ」ポーズは格闘技史に残る名シーン。痺れた。

f:id:sheepman1130:20141229014354j:plain


2014年9月5日(金・現地時間)
UFC Fight Night50: Souza vs. Mousasi

ミドル級/5分5R
○ジャカレ・ソウザ(ブラジル/4位)vs. ×ゲガール・ムサシ(オランダ/7位)
3R 4分30秒 ギロチンチョーク

そのミドル級にはまだまだモンスターが多勢いる。その一人、ジャカレ・ソウザ。ハイテンションな入場、パワフルな打撃、そして絶対的な極め。ムサシ相手にスタンドでも打ち負けず、近い日のタイトル挑戦を感じさせた。

f:id:sheepman1130:20141229014222j:plain


ライト級/5分3R
○ジョー・ローゾン(米国)vs. ×マイケル・キエーザ(米国)
2R 2分14秒 TKO

極め名人同士の注目の対決!お互いにバックを取り合う回転系の展開から、まさかのTKO決着!キエーザは納得いっていないようだったが、テレビ放送コードギリギリのカット(負傷)だった。

f:id:sheepman1130:20141229014506j:plain


2014年9月20日(土)
UFC Fight Night 52: Hunt vs Nelson

ヘビー級/5分5R
マーク・ハントニュージーランド/6位)vs. ×ロイ・ネルソン(米国/8位)
2R 3分00秒 KO

スーパーヘビー級のど迫力対決。言葉はいらない。勝利を確信したハントは追撃をしない。闘いのポリシーを感じさせる。MMAファイターである前に「漢」なのだ。

f:id:sheepman1130:20141229014203j:plain


2014年10月4日(土・現地時間)
UFC Fight Night 54: MacDonald vs. Saffiedine

ウェルター級/5分5R
○ローリー・マクドナルド(カナダ/2位)vs. ×タレック・サフィジーヌ(ベルギー/9位)
3R 1分28秒 TKO

ロビー・ローラーに敗北しタイトル挑戦が遠ざかったローリー。しかし、確実に復活ロードを前に進んでいる。サフィジーヌ相手にも打ち負けず、テイクダウンも取れる。完璧超人ならぬ完璧MMAファイターは、来年こそGSPが休養のため手放したウェルター級のタイトルにターゲットを合わせるだろう。

f:id:sheepman1130:20141229014430j:plain


2014年10月25日(土・現地時間)
UFC 179: Aldo vs Mendes 2

UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R
ジョゼ・アルド(ブラジル)vs. ×チャド・メンデス(米国/1位)
5R 判定

もはや人間を超えた超人同士の闘い。狩人チャドが全能力を全開にしてもなお、アルドがタイトルを失うことはなかった。攻撃力だけではなく、打たれ強さも超人級。試合後に顔がボコボコにされていたのはアルドだった。

f:id:sheepman1130:20141229014240j:plain


2014年11月22日(土・現地時間)
UFC Fight Night 57: Edgar vs Swanson

フェザー級/5分5R
○フランク・エドガー(米国/3位)vs. ×カブ・スワンソン(米国/2位)
5R 4分56秒 RNC

ランク2位のスワンソンを25分間蹂躙したフランキー。超人同士の闘いに割って入るには、超人でなければ不可能だ。フェザー級が熱い!

f:id:sheepman1130:20141229014448j:plain


2014年12月6日(土・現地時間)
UFC181: Hendricks vs Lawler II

UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R
○ロビー・ローラー(米国/1位)vs. ×ジョニー・ヘンドリックス(米国)
5R 判定

後述するが、ロビー・ローラーはドラマチックなファイターだ。でも、ジョニヘンも負けず劣らずにドラマチックだ。GSPに挑戦するも物議を醸し出した判定結果で負け、その反省を活かして王座決定戦では念願のウェルター級タイトルを獲得した。しかし、その学びを忘れてタイトルを失ってしまった。荒ぶる拳を持ちながら、人間としての弱さを垣間見せるジョニヘン。人間同士が闘うからこそ、MMAは面白い。

f:id:sheepman1130:20141229014601j:plain


UFC世界ライト級選手権試合/5分5R
○アンソニー・ペティス(米国)vs. ×ギルバート・メレンデス(米国/1位)
2R 1分53秒 ギロチンチョーク

ライト級新王者の一年以上ぶりの復帰戦。エルニーニョのプレッシャーに最初は戸惑うも、当て勘のよい打撃で対応し、勝負所を逃さずにギロチン葬。“ショータイム”の名に相応しい勝ちっぷりとイケメンっぷりは、スター性抜群。

f:id:sheepman1130:20141229014412j:plain


2014年12月13日(土・現地時間)
UFC FOX13: dos Santos vs Miocic

161ポンド契約/5分3R
○ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル/3位)vs. ×ネイト・ディアス(米国/14位)
3R 判定

ウェイトオーバーのネイトに対して、試合内容できっちりとお返ししたドスアンジョス。ネイトは結果を出してこそのビッグマウス。ボクシングスタイルではローをカット出来ず、ドスアンジョスにいいように蹴られていた。次の対戦相手も同じことをしてくるだろう。どうするネイト?

f:id:sheepman1130:20141229014524j:plain


MVP: ロビー・ローラー

一度UFCをリリースされながらも、復帰後に戴冠まで辿り着いたロビー・ローラー。今年はジョニヘンとの二回のタイトルマッチの間に、ジェイク・エレンバーガー、マット・ブラウンという難敵を下している。なんと4試合!

もともと持つ攻撃力に加えて「相手を倒す」という強い意志。戴冠した試合での、最終ラウンド終了後に消極的な試合をしたジョニヘンを睨むローラーの姿は、UFCとは闘いの場であることをあらためて感じさせた。

f:id:sheepman1130:20141229014540j:plain


次点: ハファエル・ドスアンジョス

ドスアンジョスもローラーと同じ年間4試合。ハビブ・ヌルマゴメドフには判定負けしたものの、ジェイソン・ハイ、前ライト級王者ベンソン・ヘンダーソンにKO勝ち。ドスアンジョスにとって何のメリットもないネイト戦も(相手のウェイトオーバーがあったにも関わらず)きっちりと勝利し、タイトル戦線に絡んできた。

決して派手なタイプでも輝ける実績があるわけでもないが、ケージ内で結果を出し続ける姿はまさにMMAの職人。

f:id:sheepman1130:20141229014335j:plain


BEST EVENT: UFC178: Johnson vs Cariaso/2014年9月27日(土・現地時間)

当初予定されていたJJ vs. ダニエル・コーミエは延期になったが、それを差し引いても好試合連発の素晴らしい大会だった。

ドミニク・クルーズ、キャット・ジンガノの復帰戦、ヨエル・ロメロの疑惑の勝利、コナー・マクレガーの秒殺勝利、エディ・アルバレスを迎え撃ったカウボーイ、ドナルド・セラーニ。メインはマイティマウスがしっかりと一本で締めてみせた。フューチャーされているとは言い難い軽量級だけど、孤高の王者となりつつある。

年明け早々には延期になっていたJJ vs. コーミエがある。来年も白熱した闘いが数多く観られることだろう。