GHEEのカレー

f:id:sheepman1130:20150131023847j:plain


ぼくが原宿で働き始めたのが1993年。オフィスの近くにGHEEというカレー屋があった。

 
いつもレゲエが流れていた。かっこいい店員さんがいるけど、笑顔で「いらっしゃいませ」という感じではなく、けっして広いとは言えない店内に入るには少し勇気が必要だった。

それでも足を運ぶのは、なんといってもオリジナリティ溢れるカレー。二種類のカレーを選べるコンビというメニューがあり、バターチキンが一番人気。でも、ぼくはビーフと野菜のコンビが好きだった。ビーフは超辛で、でも一度食べるとバターチキンだと物足りない。庖丁人味平のブラックカレーみたいに、中毒になる味わいだった。

結局2005年まで原宿で働いていたけど、いつの間にかGHEEはなくなっていた。

その後、GHEEの味を引き継ぐ店というところがいくつかあって、そのうちのひとつがCURRY UP。千駄ヶ谷小学校の向かいにあり、NIGO氏プロデュースのちょっとオシャレな佇まい。

ビーフと野菜のコンビを注文すると「ビーフはかなり辛いですが大丈夫ですか?」と聞かれる。GHEEの時と同じように。でも、食べてみるとGHEEの時ほど辛くないように感じる(それでも充分に辛い)。

ぼくがビーフと野菜のコンビが好きなのは、ビーフの痺れるような辛さと、ゴロっと入っている野菜の甘さが絶妙なバランスを生み出しているから。加えてごはんの旨味と、なんといってもお新香(?)のみじんぎり。この4つの組み合わせが最高なのだ。

実はGHEEをやっていたシェフが原宿「BROWNHORSE」でランチ時だけGHEEを復活させているのだが、そのお新香みじんぎりが付いていない。ここは大切なポイントだったりする。

というわけで、GHEEのカレーが食べたくなった時は、ぼくはCURRY UPに行く。CURRY UPでGHEEの味がそのまま再現しているかどうかはわからない。それでもいいのだ。味は思い出の中にある。

CURRY UP

渋谷区神宮前2-35-9-105
TEL:03-5775-5446