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ウルトラトレイルとフルマラソン

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昨年はあまりレース(大会)に出ず、今年1月に久しぶりに出たvibram® Hong Kong 100(香港で行われた100kのトレイルレース)は65k地点でリタイア。。。

香港トラップ(vibram® Hong Kong 100)前編

完走してください(vibram® Hong Kong 100)後編

そして来週末は今年二戦目のレース、東京マラソン

 
毎回書いているけど、ぼくは走るのが本当に苦手。フルマラソンに出るのは二回目3年ぶりで、最初に挑戦したNAHAマラソンは途中でリタイアだった。今度こそフルマラソンを完走したい。

よくトレイルランニングは大変そうと言われるけど、ぼくに言わせれば42kを走り続けるほうがよっぽど大変。トレイルラン、特にウルトラトレイル(フルの距離を越える大会)は、ずっと走り続けるということはほとんどない。

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トレイルランは舞台が山なので、ぼくみたいな鈍足ランナーは基本的に登りは歩く。平地、下りはなるべく走るが、それもレースの状況次第。ロードに比べればトレイルランの大会は制限時間が長く、極端に言えば歩き続けても完走できるレースがいくつもある。長いレースでは疲労を抑えるために平地を歩いて進むこともある。

例えば上記のvibram® Hong Kong 100。距離は100kだけど、制限時間が30時間。フルマラソンが6〜7時間、国内ウルトラマラソンが13〜14時間制限であることを考えれば、距離に比べて倍以上の時間をかけられる(香港の場合1時間あたり3.3k進めば完走できる。フルマラソン7時間制限の場合は1時間あたり6k)。

コースの大きな違いは登り下りがあること。vibram® Hong Kong 100の累積標高(レース中に登った高さの累計)は約4500m。富士山の五合目から頂上までが約1450mなので、3回登るくらい。大変そうに思えるけど、10kあたり450mと考えればそうでもない。

だから鈍足ランナーでも完走の可能性がある。実際ファストトレッキング(早歩きスタイル)の方が多く完走していた。

ウルトラトレイルの面白いところは、その長い制限時間内での戦略を自分で考えられることで、速いプロランナーは速くフィニッシュするために追い込み(トップランナーは山の中なのにキロ6分きり!)、市民ランナーはそこそこ走りエイドで休んだり、のんびり最後まで歩ききったり、自分のスタイルに合わせて挑戦すればよいのだ。それがトレイルランの奥深い魅力のひとつ。

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↑走ろうと思えば走れる階段も、体力の消耗度を考えて歩くことも。

なによりもトレイルからでしか見ることの出来ない景色は最高。景色の変化は距離が長くても飽きさせず、よくウルトラトレイルが“旅”と例えられるのが実感できる。冒頭の写真は香港のトレイルで、コース前半は海が見える稜線を進む素晴らしいロケーションだった。

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↑香港では砂浜もコースの一部。普段入れない国立公園がコースというトレイルレースも世界中で少なからずある。

トレイルランのレースに出る場合、距離やコースの特性により装備を変えたりする。距離は大きくショート(50kくらいまで)、ミドル(100キロくらいまで)、ロング(100k以上)に分かれ、距離が伸びるほど“変態度=非日常の喜び”が上がる感じ。

コースの特性は標高差の少ない走れるコースか、山々を進む山岳色の濃いレースかなどの違いがあり、単純に距離と制限時間だけでは判断できない。距離が短くても累積標高が多ければ(たくさん登るので)当然時間もかかり、最初にトレイルレースに出る際は累積標高をチェックするといいかも。

装備に関してロードとの違いは、持って(背負って)走らなければならないものがあること。山の中を走るので、場合によっては何かあってもすぐに街中に出られないことがある。そうしたことを想定して、ファーストエイドキットやサバイバルブランケットなどは必須。さらに補給食、飲料水、防寒着などなど、最低限、自分の身は自分で守らないといけない。

それらを入れるザックも容量が少ないものから多いものまである。荷物をたくさん入れて重くなれば走力に影響するし、だからといって装備を削ればばリスクが増える可能性がある。


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↑ぼくはアメリカのUltimate Directionが気に入っている。ザックを下ろさなくてもアプローチ出来るポケットが多く装備されている。写真のモデルは12L。

シューズもショートだったら軽量のものでよいが、ミドル〜ロングはどれだけ足の負担を軽減するかを考慮しなければならない。先日書いたHOKA ONE ONEがトレイルランナーに支持されているのは、クッション性の高さがミドル〜ロングレースで足の消耗を防ぐのに有効だからだ。
しかし、ソールの薄い軽量なシューズのほうがトレイルの下りなどではダイレクト感が伝わってきて楽しかったりする。

そんな感じで「どのシューズを選ぶかどのウェアを着るかどんな物を持っていくか補給はどれくらいタイムマネジメントは?」などなどをあーだこーだと考えるのがとても楽しい。まるで旅支度。

と、話は随分とそれてしまったけど、なにしろ目指せ東京マラソン完走。何故か香港の100kレースより緊張するんですけど。