東京マラソン 2015(レース編 後編)

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前編はコチラ↓

東京マラソン 2015(レース編 前編)

30kを過ぎた時点で突然襲ってきた“30kの壁

 
補給がうまくいっていたのか心拍は問題なかったのだが、両脚が攣り始め、持病の右チョーケイ痛が発生。ロング走経験の少なさと脚力のなさが露呈した。そして自分が思っているよりも大量の汗をかいていたようだ。

でもこういうのはトレイルランでもよくあるので、その状況で出来ることを走りながら考える。とりあえず攣り対策に給水ポイントごとに水分を多めに取り、塩熱サプリ系を補給。痛みは我慢したりw、痛みが出ないフォームを試したり。

所謂“だましだまし”というやつだが、起こった状況に対して自分の出来る範囲で対応するというのは人生なんでも同じ。ロングトレイルレースのトラブルに比べれば、命の心配がないだけ気楽。

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そうそう、ボランティアスタッフのみなさまの応援も本当に力になった。一生懸命声を出してくれたり、手を振っていただいたり。
ぼくが通る時間帯だと給水ポイントも数テーブルくらい片付けられていて、その場所でスタッフの方がハイタッチしてくれていた。ぼくらは2.5kごとだけど、スタッフの方々は数万人とのハイタッチ!これはすごいことだ。

※写真は中盤の増上寺あたりで撮った写真。後半は写真を撮る気力がなかったので写真なし。

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銀座を抜けると江東区へ。銀座の応援は噂通りスゴかったが、お買い物ついでのおばさまが多い印象で、江東区は住民の方々がこの日のために応援していただいている印象だった。応援が熱い!いくつかの私設エイドでコーラをいただき、随分と救われた。

※写真は折り返す前。晴海通りから日本橋方面へ進む。反対車線には折り返してきたランナー。(ぼくも含めて)ぼくの周りのランナーと体格が違うなw


噂の佃大橋の登りはそんなにキツく感じなかったが、なにしろ脚が痛い。「あー、歩きたいな」と心が弱る30k過ぎに「渋井さん、ガンバレー」とか「ブログ読んでます」と声をかけていただき(ラン友&存じない方々からも)、励みになると共に、どこでどなたが見ているかわからないのでw とりあえずがんばって走る。しかし、かなり失速気味でキロ7分半くらいに。

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photo by ラン友

豊洲あたりは普段のロング走の際に走っているので、コースを知っている安心感がある。確実に残りの距離は少なくなっているので(1kごとに表示がある)、走り続ければゴールは近づいてくる。ゴールが近づく安心感と走るツラさの葛藤が続く。

40k地点で空いていたのでトイレに寄る。実は序盤から尿意があったのだが、各トイレが混んでいたので我慢していたw
トイレはたくさん設置されていたけど、ランナーの数が多いので混雑は致し方ないところ。どこのトイレに寄るかというのは、特に中盤〜後ろのランナーにはかなりタイムに影響する気がするので、来年以降に出られる方はご注意を。

さて、豊洲も過ぎて有明方面へ。有明駅を過ぎると残り1k。ビッグサイトが見えてくるところでまたゆるりとした坂がある。
ボランティアスタッフの方が「ゴールすればいくらでも歩けます!残り1キロ、もったいないので走りましょう!」と声援を送っている。あー、心に染みるいい言葉だなと思いながら、とにかく走る。ゆっくりでも走る。

ビッグサイト前で左折し、少しの直線の後、右側にゲートが見えた。「あ、ゴールだ」と思ったら42kのゲートだったw 右折して42kのゲートを超えて、195m先に今度こそゴールゲートが待っていた。

スタートゲートを超えてから5時間20分。42.195kの旅が終わった。トレイルの時と同じように、ゴールゲートを超えて一礼。コースとスタッフのみなさま、応援していただいたみなさまに感謝。ありがとうございました。

フルマラソン初完走の喜びよりも、走り続ける苦痛から解放されたことへの安堵感が大きかった。やっぱりフルマラソントレイルランニングよりキツい。それでも途絶えることのないコース沿道の声援がツラさを帳消しにしてくれた。

走っている最中、ぼくの周りにも多くの外国人ランナーがいて、東京マラソンはまさしく日本だけではなく世界各国のランナーが集まるランニングの祭典と実感した。東京という大舞台で、ランナーも応援する人も“走る”というシンプルなスポーツで笑顔になる。その場にいれたことで、幸せな一日を過ごすことができた。

走り終わった後は「あー、フルマラソンキツい。やっぱりトレイルランニングが好き。もうロードはやらない」と思っていたけど、一日経ったら「次は何出るかな?」と考えている自分がいる。

(次回はギア編)