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垣根をなくす(セレクトショップと総合格闘技)

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会社の決算作業やら仕事の締切が重なって慌ただしく、ちょっと時間が空いてしまいました。前回の「垣根をなくす」話の続き。

 
1992年、前の会社に店頭スタッフでアルバイトを始めてビックリしたのが先輩たちの着こなし。

ネイビーブレザーにオックスフォードのBDシャツ(ここまでは普通)、それに合わせるボトムが軍パン!足下はオールデンだったりビルケンシュトックだったり、かなり自由な組み合わせ。

さらに各々のモノに関する造詣も深い。工場やブランドの背景、もちろんトラッドやアメカジの正統的な着こなしのルールも理解していて、その上で自由に組み合わせてコーディネートを楽しんでいる。メチャクチャな組み合わせとは異なるのだ。

セレクトショップセレクトショップだった時代。なにしろ先輩方はかっこよく、洋服にはこういう遊び方もあるのかと気づかせていただいた。

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ぼくは昔からプロレス&総合格闘技が好きで、

猪木新日→天龍革命

UWF

プロフェッショナルレスリング藤原組(→パンクラス)、RINGS

PRIDE、修斗

UFC

というお決まりのパターンではまっていった。

そもそも総合格闘技の源流は猪木の格闘技路線にあったと思っている(もともとは欧米文化であるプロレスに格闘技という要素を取り入れたのは力道山木村政彦なのかもしれないが、その時代は生まれていないのでよくわからない)。

ショーであるプロレスに格闘技というエッセンスを注入し、さらにリアル格闘家をプロレスのリングに上げる。異種格闘技戦と呼ばれたそうした路線の刺激と興奮はハンパなく、ショーとリアルのグレーゾーンを広げたことは同時にプロレスの魅力も広げることになった(結果的にリアルな総合格闘技が生まれることで自分で自分の首を締める時期がやってくるのだが)。

そのスタイルを進化させたのがUWFで、(三派に分かれたが)数年かけてグレーゾーンをなくし、そこにブラジルのヴァーリトゥードという黒船が融合し、総合格闘技というカテゴリーが生まれた。

その過程にあったのは、様々な格闘技を取り入れる懐の深さと自由な発想。スタンドで殴り合っても、グラウンドで関節を極めても、首を締めてもいいのだ。

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長い歴史の元に生まれたカテゴリーには、各々のルールや魅力がある。でも、その垣根をなくすことで、あらたな魅力に気づくこともある。

Mountain Martial Artsが「トレイルランニングブランド」とうたっていないのは、ユーザーのみなさまの自由な発想で使っていただきたいから。アクティビティアイテムだからといって、別にトレイルランだけに使う必要はなく、ランニングやジム、デイリーに使うのもOK。というか、幅広く使っていただけるように、作り手も発想の幅を広げている。

常にあたまの中を柔軟に。垣根を作っているのは多分自分自身で、垣根をなくしてみるといままでになかった喜びが生まれるかも。