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new balance 原体験

モノ

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先日NIKEを引っ張りだしてきてNBを履く頻度を少なくしたなんて書いたけど、普通に履いてます。

 
ぼくの初めてのnew balanceは、1990年代前半に原宿のラブラドールリトリバーで買った並行輸入の1300CLASSICだった。

ぼくは若い頃から洋服オタクというわけではなかったが、UAで販売スタッフを始めると、先輩方はともかくとして、お客様の洋服の知識がハンパない!

当時のUAは超こだわりセレクトショップ的な立ち位置だったからか、スタッフと洋服の話を楽しむ目的でご来店いただくお客様がいた。ブランド、歴史、縫製、生地、ファクトリー、洋服ってこんなに奥深いものだったのか!と恥ずかしながらお客様から教えられ、猛勉強した記憶がある(その後、栗野さんから「洋服は文化」と教えられる)。

当時、そんな洋服博識な先輩やお客様からよく聞くシューズが“1300”だった。「大統領が履いていた」「4万円近い価格で販売されていた」「スニーカー界のロールスロイス」「ラルフ・ローレンが絶賛」など、スニーカーに詳しくないぼくにとって、なんとも妄想をかき立てられる存在。

ただオリジナルはすでに入手不可能。そんな時に出会ったのが、1300CLASSICだった。

アメリカ企画のアメリカ生産で、当時国内では並行輸入でしか入手不可。ただオリジナルを知る先輩方からは「ブサイク」だの「全然違う」などと不評で、たしかに類似品風に見えなくもない(微妙にあちこち違う)。

でも、これまで履いたシューズとはまったく異なる軽やかな履き心地がぼくにとっては衝撃的で、リアル体験できなかった「Made in U.S.A カタログ」の幻想を感じさせる佇まいが気に入り、その頃はよく履いていた。

その後、NBは1990年代にブームになり、2000年になり落ち着き、またここ数年のブームと、歴史は繰り返されている。もうブームというよりは、“普遍の名品”というべき存在なのだろう。

愛用していた1300CLASSICは、もちろんもう履けないし修理にも出せないけど、捨てずにとってある。オリジナルの1300を知らないぼくにとっては、1300CLASSICこそnew balance 原体験であり、オリジナルな存在。

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最近のお気に入りはCone Mills デニムを使用した1300CLASSIC。白いステッチや部分使いしたブラウンレザーがいい雰囲気。どんなスニーカーでも、思い入れ次第で輝く存在になる。