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トレイルランニングに殴り込むスポーツメーカー!(UTMB)

トレイルランニングにまつわる話

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8月25日から9月1日まで、フランスのシャモニという街に行っていた。

 
シャモニはモンブランの麓の街で、ヨーロッパでも人気の山岳リゾート地。そしてトレイルランナーの間では、世界最高峰のトレイルランニングレース「Ultra-Trail du Mont-Blanc(UTMB)」が開催されることで知られている。

UTMBはモンブランの周りを巡るトレイルランニングレース(約170k)を中心に、5つのレースが開催される。世界中から5000人以上のトレイルランナーがこの時期にシャモニに集まり、街の雰囲気、規模感、そしてレースの過酷さと美しいロケーションなど、まるでトレイルランニング祭。世界最高峰と言われる所以である。

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トレイルランナーだけではなく、家族や友人の応援など、UTMBウィークには多くの人がシャモニに集まる。

その注目度の高さからか、メインレース「UTMB」は各メーカーが自社が契約するトップランナーを出場させる。優勝すれば、そのPR効果は計り知れない。

ここ最近のリザルトは、

2010年:キリアン・ジョルネ(Salomon)
2011年:フランソワ・デンヌ(Salomon)(※)悪天候のためコース変更
2013年:グザビエ・テベナール(asics
2014年:フランソワ・デンヌ(Salomon)

と、Salomonの強さを感じる。そもそもトレイルランニングはSalomon、THE NORTH FACE(TNF)、Patagoniaを愛用するユーザーが圧倒的に多いのだが、UTMBでのアウトドアアクティビティブランドサポートランナーの活躍が影響していることは間違いないだろう。

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しかし、今年は大異変!まず世界一のスポーツメーカーNIKEがアメリカで活躍するランナーを集めたNIKE Trail Eliteというチームで殴り込み!UTMBのハーフレース(といっても100kもある)CCCでいきなり1、2フィニッシュ!

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さらにUTMBでも優勝はasicsがサポートするグザビエ・テベナール(2013年に続き二度目の優勝)、2位はadidasがサポートするルイス・アルベルト・ヘルナンド、3位にNIKE Trail Eliteのデイビッド・レニーと、ロード系スポーツメーカーが上位独占!

それまでアウトドアアクティビティブランドが強かったトレイルランニングの概念を打ち破る状況となった。

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SalomonやTNFが猛威をふるっていた時代は終わってしまったのか。今やUTMBはグローバルスポーツメーカーのプロモーションの場であり、今回の結果がそのままasicsadidasNIKEなどのロード系スポーツメーカーが、本気でトレイルランニングに取り組むという姿勢を表しているように感じる。

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それまでのトレイルランニングのウェアといえば、原色にゴツめのギアにBuffというイメージだったが、NIKE Trail Eliteは紫のノースリーブにロードシューズ、あたまにはキャップ後ろ向きというストリートカジュアルスタイル!

日本だったら「山なめるな!」と言われかねないアメリカンスタイルだが、MMAとしては強く共感する(JAPANESE DMESTIC BRANDが生意気にスミマセン)。山のリスクを理解した上で選択したスタイルであれば、カジュアルスタイルは全然問題ないと思っている。

NIKE Trail Eliteは現地でも注目度が高く、メディアが取り囲んでいた。今後、日本でもトレイルランニングカテゴリーの展開はあるのだろうか(なさそう)。

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女子8位のステファニー・ハウ(TNF)。アメリカの選手で、やっぱりキャップ後ろかぶり。これ、アメリカで流行っているに違いない。MMAでもキャップ作らないと!(余談)

このように、若いカテゴリーということもあり、走る技術だけではなく、参入ブランドやウェア、ギア類なども常に進化し続けるトレイルランニング。UTMBはレースに出る、レースを追う以外にも、そんな楽しみ方もある。

MMAも20年後くらいには表彰台の一角を獲得したい(妄想)。