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Look Back on UFC 2015

UFC/Mixed Martial Arts

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毎年「史上最高」のMMAを生み続けるUFC。昨年も大会数が多く、年間通してまとめてレビュー!

ちなみに2014年版はコチラ。

 

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2月28日(土・現地時間)
UFC184「Rousey vs Zingano」
UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
○ロンダ・ラウジー(米国)vs.×キャット・ジンガーノ(米国/1位)
1R 0分14秒/ストレート・アームロック

ホーリー・ホルムにベルトは奪われたものの、女子MMAの中心はロンダ・ラウジーであることに異論を挟む総合格闘技ファンはいないだろう。最強の挑戦者と言われたキャット・ジンガーノを電光石火のアームバーで下したこの試合は、その瞬間の格闘技の頂点を見た気がした。

2016年の復活劇が待たれる。

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4月4日(土・現地時間)
UFC Fight Night63「Mendes vs Lamas」
フェザー級/5分5R>
○チャド・メンデス(米国/1位)vs.×リカルド・ラマス(米国/4位)
1R 2分45秒/TKO

最強の王者ジョゼ・アルドには破れたものの、判定まで持ち込んだリカルド・ラマス。その後の試合は絶好調そのもの。しかしそのラマスを1RでKOしてしまうチャド・メンデスは、まさに無冠の帝王。UFCフェザー級は層が厚く、チャドは「QUEEN」に相応しい。

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6月13日(土・現地時間)
UFC 188「Velasquez vs Werdum」
UFC世界ヘビー級王座統一戦/5分5R>
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル/1位)vs.×ケイン・ヴェラスケス(米国)
3R 2分13秒/ギロチンチョーク

当て馬:優勢な者を牽制(けんせい)する目的で推し立てられた者。

メキシコ系アメリカ人王者であるケイン・ヴェラスケスがメキシコでタイトルマッチ。挑戦者はブラジル人のファブリシオ・ヴェウドゥム。PRIDE時代から活躍しているものの、ヴェラスケスに勝つと予想していた者は少なかったに違いない。

しかし、そのメキシコが王者交代劇を演出した。薄い空気に慣れるために早めにメキシコ入りした挑戦者。ギリギリに現地に入った王者。そのコンディションの差は試合に明確に現れた。さらにファブリシオはもともと持つ一流のグラップラーとしての実力に加えてスタンド技術の向上が著しく、試合に対する真摯な姿勢がそのまま試合結果につながった。

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7月11日(土・現地時間)
UFC189「Mendes vs McGregor」
UFC世界フェザー級暫定王座決定戦/5分5R>
○コナー・マクレガー(アイルランド/3位)vs.×チャド・メンデス(米国/1位)
2R 4分57秒/TKO

半年もかけて世界中でプロモーションしてきた待望のフェザー級タイトルマッチが王者ジョゼ・アルドの負傷でなくなってしまった!

その緊急事態にスクランブル発進したのが無冠の帝王チャド・メンデス。総合力に優れるチャドはコナーにとってアルドよりも相性が悪いという予想もあったが、試合はその予想通りの展開で幕をあけた。

スタンドでの圧力に加えてテイクダウンでコナーを削っていく。圧勝を続けていたコナーの苦戦は、逆に言えばチャドの実力の高さでもある。しかし、チャドの攻めを凌いだコナーはスタンドで反撃。二週間前しか準備期間がなく、万全の調子ではなかったチャドはコナーの重く硬い拳に沈んだ。

ついにコナーがフェザー級断定王者となる。ビッグマウスゆえに疑問視されていた実力はこれで証明された。しかし、負けたとはいえ侠気と実力を見せたチャドも株を上げる試合となった。

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UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
○ロビー・ローラー(米国)vs.×ローリー・マクドナルド(カナダ/2位)
5R 1分00秒/TKO

まさに闘争!戦争!この試合に言葉はいらない。人生で観たMMAの試合の中で3本指に入る凄まじさ。ロビー、ロリマク、本当にありがとう。彼らは真の勇者だ。

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UFC194「Aldo vs McGregor」
UFC世界フェザー級王座統一戦/5分5R>
○コナー・マクレガー(アイルランド)vs.×ジョゼ・アルド(ブラジル)
1R 0分13秒/KO

「JOKER」と呼ばれた男が暫定王者となり、ついに正規王者に前に立った。フェザー級王者ジョゼ・アルド暫定王者コナー・マクレガー、待望の一戦。

しかし、試合前からコナーのペースだったことは間違いない。メディアのみならず、UFC全体がコナーを中心に回っているようだった。そして試合は1R 13秒、コナーが衝撃のKO勝利。数々の強豪を破ってきたアルドは、意識を失いコナーの足下に横たわった。

衝撃の勝利にもコナーは平然としている。「精度がパワーを破り、タイミングがスピードを下す。」試合後にコナーが語った言葉だが、アルドが前進しながら放ったパンチに対してバックステップし、被弾しながらも絶妙なタイミングのカウンターでアルドの顎を撃ち抜いた試合内容は、まさにその言葉の証明だった。

そして「JOKER」は「KING」になった。強さ、トラッシュ・トーク、そしてフィロソフィー。コナー・マクレガーはプロフェッショナルとしてのMMAを一歩先に進めた。

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これからの活躍を期待したいMMAファイター。

ペイジ・ヴァンザント(ストロー級7位)

 

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トニー・ファーガソン(ライト級5位)

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マイケル・キエーザ(ライト級13位)

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ブライアン・オルテガフェザー級15位)

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2016年のUFCは、激闘男ロビー・ローラーとナチュラルボーンキラー、カーロス・コンディットによる歴史に残る壮絶な試合で幕を開けた。

今年はどんなドラマが待っているのだろうか。