ファッションの力

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先日、District別注のScye 6ボタンダブルブレザーを購入した。


 
↑栗野さんのブログを読んで心を動かされ、発売日に買いに行った。森山さん、ご丁寧に対応していただきありがとうございました。

何に心が動かされたのか。リンク先を読んでいただければわかるように、この別注ブレザーは栗野さんの3つの物語(思い出)が込められている。その物語が琴線に触れたのだ。

Scye自体は素晴らしいブランドだけど、もしDistrictのラックにこのブレザーがかかっていたとして、「素晴らしいブレザーだな」と思ったとしても、購入にまで至るかどうかはわからない。その佇まいにビビって、袖すら通さなかったかもしれない。

しかし、ぼくはブログを読んでDistrictに行った。そして、やっぱりブレザーの佇まいにビビったけど、森山さんに勧められて袖を通し、その素晴らしい着心地とシルエットに購入を決意した。

モノの背景にある物語に惹かれ、モノのよさを実感したのだ。結局、ぼくにとっての服とはそういうものなのだと、あらためて思った。

何を着ても同じ。そういう考え方もあるかもしれない。でも、ぼくは服はもっと心を豊かにしてくれるものだと思っている。ただ布を縫っているだけではなく、そこに至るまでの物語、そして、そこから綴られる物語が含まれている。

ぼくは格式高そうなレストランに行くタイプではないけれど、このブレザーで自分なりの物語を作れたらいいなと思っている。

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ぼくは栗野さんから「ファッションは文化」と学んだ。

文化
culture
人間の知的洗練や精神的進歩とその成果,特に芸術や文学の産物を意味する場合もあるが,今日ではより広く,ある社会の成員が共有している行動様式や物質的側面を含めた生活様式をさすことが多い。

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「Scyeのブレザーを着てあのレストランに行きたい」

MMAを着てあのトレイルを走りたい」

そこになんの違いがあるだろうか。

「ファッション」という言葉には流行的な軽薄なイメージがあるかもしれないし、実際にぼくもMMAでは意図的にファッションという言葉を避けていたが、前言撤回。デイリーシーンのファッションを支えるブランドは無数にあるので、アクティビティシーンのファッションを支えるブランドになりたい。

Mountain Martial Artsの「アクティビティファッション」宣言。おそらく、世界でも稀。

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先日、初めてお会いする取引先様と打ち合わせした際、最後に「いやー、直接お話してよかったです。イメージと違いました」と言われた。

「どういうイメージでした?」とお聞きすると「もっとファッション寄りの方だと思っていました」とのこと。それは自分でも意外だった。

ぼくにとって、ファッションもアクティビティも等価値。だから、栗野さんの想いが詰まったScyeのブレザーも、トニーが開発したNewbalance MT110も、同じように大切。そこに違いはなく、共にぼくの気持ちを豊かにしてくれるモノ。

そして、自分の作るMMAも同じように、誰かにとって大切で、物語を作るお手伝いをする存在であって欲しい。