モノ作りにおいて譲れないこだわり

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先日、とある雑誌にMountain Martial Artsを掲載していただけるということで、ライターさんからブランドについてのいくつかのご質問をいただいた。

 
わりと理論武装ブランドでもあるのでw 質問にはさらさらっと返答できたどころか、ライターさん泣かせの超長めの内容w(すみません)

しかし、最後の質問で返答に詰まってしまった。

「渋井さんがモノ作りにおいて、譲れないこだわりはありますか?」

え、モノ作り、こだわり? 

なんというか、ぼくは服を作る職業だったわけではないし、紙を相手にするグラフィックデザインやコンセプトメイキングやブランディングのような仕事だったので、思考が停止してしまった。モノ作りにおいて「これは○●縫いでないとダメ!」とか「この生地はオリジナルで作らないと納得いかない!」のような譲れないこだわりは全然ない。

で、あれこれとあたまの中で思い浮かべた末に出た答が

「リアルであること」。


MMAのモノ作りがスタートしたのが2013年。自分がイメージした「トレイルランニング時に着たいと思うウェア」がなかったので、MMAで作り始めた。だから、今ではトレイルに行く時もランニングをする時も、ぼくはMMAを着ている。先日のOCCも、5月のUTAも、夏の北アルプス縦走も上下MMAだった。

それから5年。

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これらの写真は今週末に開催された武尊山を舞台としたトレイルレース「上州武尊山スカイビュートレイル」に、MMAを着用して参加してくれたランナーさんたち。ユーザーさんがわざわざ撮ってくれました。

上州武尊山スカイビュートレイルは70kと120kのカテゴリーがあって(昨年ぼくも70kに出てDNF)、国内屈指の難レース。その難レースに着るウェアとして、MMAを選択していただく。すごく、うれしい。

トレイルランニング、フルマラソン、夏山登山、どれもシリアスなアクティビティといえる。MMAはスタイルやコンセプトも重要視しているけど、そうしたシリアスなシーンに着ていただくユーザーさん(自分も含めて)がいるという「リアル」を、ぼくは常に意識している。それは絶対的なこだわり。

最近は「アーバンアウトドア」的な、都会で着るアウトドアスタイルを目にする機会も少なくない。それはそれでかっこいいけど、せっかくの機能はその機能が活きるフィールドでも試してみればいいのにと思う。そもそも「アーバン」なんてわざわざシーンを区切る必要はないのにとも思う。

MMAは、アーバンも、マウンテンも、スポーツも、デイリーも、すべてのシーンやカテゴリーの枠をなくしたい。今は規模が小さいのでテクニカルなウェアを作るにも限界があったりするけど、いつかユーザーさんご自身の生活のすべてのシーンで、MMAを着用していただくことが理想。ライフスタイルにおいても、リアルでいたい。


PS:最初の写真は2013年、MMA最初のシーズンのウェアを着てハセツネコースに行った際のもの。この時は自分で着るしかなかったけど、今では多くのユーザーさん(MMA maniacs!)が着てくれている。感謝!