なんのために走るのか?(new balance minimus)

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今年の勝負レースOCCを完走したからか、このところ走るモチベーションが低下中。ただ、走らないと太ってくる(甘いモノ好き)。

ということで、今週から気持ちを入れ替えてランニング。

ここ数年、ロードではHOKA ONE ONEかALTRAばかりを履いていたが、久しぶりにnew balanceのminimusで走ってみた。

そうしたら。。。

他のシューズとは別モノ!

 
minimusはいわゆるベアフット(はだし)ラン系のシューズ。2010-年頃からトレイルランナーを中心に人気を博した。フォアフットランニングを前提とした作りで、ドロップ差(つま先と踵の高さ)は4mm。インナーソールはなく、薄いvibramのミッドソール+アウトソールにアッパーがついているシンプルさ。

薄いソールは「衝撃をやわらげる進化系クッション!」なんてことは全然なく、ダイレクトに衝撃が身体に伝わる。ラフには走れないし、走るとあちらこちら痛い。

しかし、それが楽しい!

いつも履いているHOKA ONE ONE(4-6mmドロップ)やALTRA(0mmフラット)もドロップ差は少ないけど、まったく走りの質が異なる。minimusはソリッドなのだ。

おそらく、minimusは“速く”走るためのシューズではない。ごまかしが効かず、足裏からの衝撃を一歩一歩膝や大腿筋や腰を使って吸収する。そして身体をクッションとして走ることに慣れてくると、それがとても心地よい。鍛えている感がダイレクトに伝わってくる。まさに鍛えるためのシューズ。

走りながら考えてみた。そもそも、なんのために走るのか。その目的の違いにより、シューズの選択も変わってくる。ぼくは速く走るよりも、ナチュラルにランニングの喜びを感じたい。そのためのツールとしてminimusは最適。

もともとタイツは履かないし、最近は過度なテーピングもしない。レースで燃焼パワー出る系のジェルも飲まないし、痛み止めのロキソニンも持たない。痛くて走れなくなったらあきらめてリタイアする。サポートを極力減らして、それでダメならそれが自分の実力。つまり、ナチュラルで等身大。

例えば車は近年自動化が進んでいる。それはそれで安全性などの面でメリットは大きいと思うけど、乗る喜びや運転技術の向上につながっているのかな、とも思う。
遅いし安全性も低いかもしれないが、意外と80年代のAE86トヨタの旧車)のマニュアルのほうが操る楽しみがあったりするかもしれない。機能に頼るのではなく、速くするのも安全にするのも、自分次第。

何が正しくて、何が間違っているという話ではなく、各々の目的の違い。こういう目的もありますよ、的な話。(ただそんなに鍛えてないので実力が上がらないのだけれど。。。)

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ぼくは2010年に走り始めて、すぐに半月板を痛めてしまった。ランニング再開後に出会ったのがminimus。それ以来フォアフットで走るようになり、膝は怪我をしなくなった。

怪我をしない、ソールにアッパーを縫い付けただけ、というと、ドラマで話題のあのシューズを連想させる。コンセプトは近いものがあると思う。

現在、minimusはカタログで2型が残るのみ。いつなくなるかわからない絶滅危惧種。でもわかる人にはわかる楽しさを持つオンリーワンな存在。ドラマでナチュラルランニングの考え方が広がって、カタログ落ちしないことを祈ろう。(とりあえずストックを買っておこう)