アップデートせよ(MMA Packable M-65type Wind Shell)

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戦闘という極限の状況から生まれたミリタリーウェアは、多くのアイテムがデイリーウェアとして愛用されている。ここ数年のトレンドであるMA-1はわかりやすいミリタリーの雰囲気を持ち、コンサバなPコートやダッフルコートもオリジナルはミリタリーウェアである。

そして、様々なアウターファクトリーやファッションブランドが愛して止まないM-65も、デイリーウェア化したミリタリーウェアの代表格のひとつ。映画の主人公が着ていたこともアイテムの知名度を高めるきっかけであり、中でも「タクシードライバー」(1976)のロバート・デニーロは強烈な印象を残している。

 

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M-65(M-1965)はアメリカ軍のミリタリーウェアで、1970年代から40年近く生産されていた。長く使用されていたことから多くの放出品が街に流れ、一般化したと思われる。長く作られたということは、M-65の完成度が高かったということだ。

大きな特徴といえるのが、前面に設けられた大きな4つのポケットと、立ち襟に収納されたフードだろう。素材はコットンとナイロンの混紡で、脱着式のライナーが付属する。しかし、今着てみるととても重く、袖が太く野暮ったさを感じる。

ふと考えてみれば、世の中は常に進化している。携帯電話、パソコン、車だって自動運転になろうとしている時代。ファッションというカテゴリーでは「オリジナルに近づける」という価値観が重宝されているが(それも否定しない)、洋服はアップデートしているのだろうか。

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M-65が長く愛されているのは、格好がよく、機能的だから。そのM-65の持つ魅力を活かして、ランニングや登山に使うことはできないだろうか。Mountain Martial ArtsなりのM-65アップデート術。

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素材は東レの開発した撥水、透湿を兼ね備えた高機能素材を使用。引き裂き強度の高いリップストップで耐久性を高め、ノンコーティングのためしなやかな風合いで、撥水性も持続する。胸のポケットはマチをなくし、軽快感を出している。

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フロントはファスナー+スナップボタン仕様で、ファスナーは腰位置までという意匠は継承し、腰回りの動きを妨げない。アクティビティ時にはファスナーを開けてボタンだけ留めるベンチレーション的な使い方も可能。

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立ち襟に収納されるフードはファスナーではなく、マジックベルトで止める仕様としている。薄く、撥水し、丈夫な素材だからこそ可能なアップデート。襟裏には反射テープをつけ、夜間のランニングやサイクリングでの着用時の安全性を高めている。ミリタリーウェアではご法度な仕様だが、アクティビティでは必要とされる機能。

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オリジナルにはない仕様として、脇には通気孔のある素材で切り返し通気性を高めている。ライナーはつけずに単(ひとえ)で、厚いライナーの取り外しより、薄いフリースなどのインナーを脱ぎ着したほうが体温調節しやすいであろうということと(レイヤリングの発想)、単(ひとえ)による軽量さを優先した。付属するポーチに収納可能なパッカブル仕様。

アクティビティで培った経験値をフィードバックしたMMAが考える進化系M-65。携帯可能なライトアウターとして、デイリーだけではなく、、ランニングに、サイクリングに、キャンプに、フェスに、幅広く使えるマルチパーパスジャケット。ライフスタイルの変化に合わせ、洋服もアップデートせよ。

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