香港トレイルひとり旅(レース編)

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香港で開催されたトレイルランニングレース「TRANS NT」に参加するため、香港ひとり旅。

 
香港は今回で3回目。以前は香港に関する興味も知識もまったくなかったのだが、2015年に初めてトレイルレース参加のために来てみたら、西洋と東洋のカルチャーが交わる街並みやエネルギッシュさ、そして街と山々が生み出す独特の景観にすっかりやられてしまった。

mountain-ma.com


2016年にランタオ島を舞台とするTRANS LANTAU50に参加。今回のTRANS NTはその兄弟レースで今年初開催となる。距離57k、累積高低3000m。2015年に完走できなかったvibram HK100の後半とコースが被っている。

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スタート前。香港は街が山に囲まれていることもあってか、トレイルランニングが盛ん。そしてアクセスが楽。今回も市街中心地(油麻地)に宿泊していたのだが、レース当日の朝に電車とバスを乗り継いで、一時間ほどでスタート地点に到着した。

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日本から来ているチームメートや香港在住のラン友と現地集合。ちなみにレース参加者は約600名、うち日本人5名。日本から来たのは多分ぼくとチームメートの2人だけ。

スタートは朝8時。コースは登って下って、登って下って、登って下ってを繰り返し、最後に香港最高峰の大帽山に登り、そこからフィニッシュまではほぼ下るだけ。4ヶ月間山にも行ってないし、ほぼ走ってなかったので「マイペースに進んで完走」が作戦。

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稜線に出ると街や海が見える。本当に香港のトレイルのロケーションは最高だ。写真はないけど、香港のトレイルは景観が次から次へと変わるので飽きない。

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TRANS NTは規模的にはローカルレース。エイドは小さめながら、補給はオレンジとバナナ、水とスポーツドリンク、コーラと必要十分。海外レースではエイドで補給できなくても進めるくらいの準備をしておきたい。

さて、レース展開は久しぶりの山に加えて、日中は暑かったので大量に汗をかいて、序盤から脚が攣りまくり(そもそも超汗かき)。登りのペースがまったく上がらず、この攣りには最後まで苦しめられた。

最初のCheck Point到着がなんと制限時間15分前。こりゃやばいと気持ち的には飛ばすも脚の攣りは収まらず、次は5分前(涙)。キビしいなーと心が折れそうになる。

しかし天気もよいし、まだ見ぬ景色にワクワクする気持ちもある。とりあえず進めるところまで進もうと諦めずに前進。しかし次のCheck Point到着も制限時間5分前。。。

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ちなみにコース上では野犬や野猿がいる。ぼくのあたまに木の上から猿が飛びついてきて超ビビった!本当に襲ってきます(実話)。

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途中で日が暮れていく。街の灯りが綺麗だ。

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ヘロヘロになりながらもラスボス大帽山へとりつく。相変わらず脚の攣りはひどいが、ここを乗り越えればあとは下るだけと踏ん張る。

せっせと登ってもペースは上がらず、途中で「これは次のCheck Pointは間に合わない」と自覚する。それでも周りのランナーは諦めずにペースアップしている。ヘロヘロなランナーたちが終盤にペースアップするのはすごいなと思う。

大帽山のピークを過ぎ、下り始めた頃にタイムアウト。47k地点の最終Check Pointに20分間に合わず、そこでぼくのレースは終了した。練習不足ながら、諦めずにここまでこれたのをよしとして、次のレースはきちんと練習して望むことを誓う。

海外レースで困るのが、フィニッシュできなかった時。どうやって戻るのか?

これまで海外レースでのDNFは2回。ぼくは日本語しか話せないので毎回ドキドキだが、今回はスタッフや同様にリタイアしたランナーたちが声をかけてくれた。ローカルレースならではの心の距離の近さがありがたい。

ただ、最低限コミュニケーションがとれる英語力があったほうが安心だし、より楽しめると思う。よし、英会話に通おう。

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スタッフの車でいったんフィニッシュ地点に戻り、ドロップバッグをピックアップ。写真はなんと香港のランナーの方がMMA KOFU MOUNTAIN RUNNING CLUB Teeを着てくれている!(ラン友撮影)

レース中もザックを見たランナーから「Come from Japan?」と声をかけていただいたり、Instagramで香港ランナーからコメントをいただいたり、MMAもじわじわっと香港で認知度を上げているのか?(そうあって欲しい)

帰りも駅まで2k弱歩いて電車でホテルまで戻る。この気楽さも香港トレイルトリップのよさのひとつ。

結果は残念だったけど、練習は裏切らない(今回は練習していなかったから完走できなかった意)。それでも香港のトレイル、そして香港という街は楽しい。飛行機で4-5時間、アプローチがよく、観光する場所も豊富にある。香港トレイルという選択肢が増えると、トレイルランニングの楽しみ方がぐっと広がる。